空き時間を確保しやすい夜勤専従

夜勤専従の求人は、看護師に人気があります。
夜勤のみに従事するため生活リズムが乱れがちになるものの、一方で高収入を獲得できる、日勤にはない業務を経験することで看護スキルが向上するといったメリットが多くあるためです。例えば、都市部では夜勤手当込みで、1回の勤務で3万円近くから3万円を超える収入を獲得できる職場もあります。

その上で夜勤専従の人材のために職場環境が整備されているケースも多く、24時間対応の託児所などが用意されていることも少なくありません。そのため、シングルマザーの看護師や乳児期の子育てをしている看護師であっても、安心して夜勤ができます。

また、転職を考えた際も、夜勤経験の有無によってより待遇の良い職場を選択できる可能性もあります。
海外留学を目標にしている看護師にも、留学費用を短期間で貯金できるため、夜勤専従は人気があると言われます。

加えて、変形労働時間制によって、夜勤専従は勤務時間が長い一方勤務する日数が少ないです。正社員の夜勤専従であっても7日間で40時間以内の勤務時間が定められているので、1回ごとの勤務時間が長いことを考慮すれば、1カ月当たりの勤務回数が10回前後になります。
そのため、空き時間を有効活用し、資格の勉強などを行っている看護師は多いです。中でも助産師資格の取得は難関で日勤で働きながらというのはなかなか厳しいため、夜勤専従として働きながら試験対策を行う人が多いと言われています。(※助産師についてはこちら:看護師からステップアップ!助産師のお仕事紹介